散水設備を設置するために「予算」はどのくらい必要?


散水設備を設置しようとしたとき「どのくらいお金がかかるか?」を知りたいという方が多いです。

「散水設備を入れたいけど、費用がどれくらいかかるか分からなくて不安」
「学校の予算で希望する散水ができるか心配」
このような声を聞くことがあります。

散水スプリンクラー設備

金額は、散水設備を設置する場所の広さや選定する散水機器によって異なりますが、そんな中でも「おおよそどのくらいかかるものか?」を把握しておくと、散水設備を選ぶ際に役に立ちます。

そこで予算を、モデルケース「80m×65mの校庭」をもとにまとめました。
散水方式の比較表です。

A案 B案 C案 D案 E案
移動散水車式(手動) 移動散水車式
(手動)
着脱式スプレーガン
(手動)
立上式スプレーガン/ベンチ式 埋設式ポップアップ
(自動)
必用な給水方式の改修 既存の水道蛇口を交換2か所。 ・受水槽、ポンプの設置。
・ポンプから散水栓までの最低限の配管工事。
・受水槽、ポンプの設置
・中央にバルブを設置しない場合は、校庭周囲に配管を回すことが必要。
・受水槽、ポンプの設置
・校庭周囲に配管と電線を回すことが必要。
・受水槽、ポンプの設置。
メリット ・非常に低コスト。
・工期が1日。
・比較的低コスト。
・ホースを使用して散水機を移動するA案より飛距離、放水量などに各段の優位性がある。
・C~E案と遜色ない散水効果がある。
A案、B 案と比べて散水する手間が省ける。 ボタン操作だけの自動散水。 ボタン操作だけの自動散水。
デメリット 散水する手間がかかる。ホースを使用して散水機を移動するなど。 散水する手間がかかる。 ・バルブにスプレーガンを設置する手間がある。
・比較的コストが高い。工期が2か月程度。
・コストが高い。
・工期が2か月程度。
・コストが高い。
・工期が2か月程度。
概算金額 約17~55万円 約900万円 約1,300万円 約2,100万円 約2,000万円

実際に導入した案件をもとに各散水方式の費用内訳をまとめました。
導入時のご予算の参考としてぜひご覧ください。
※各金額は、現場の条件や仕様により変動することがあります。

費用項目 A案 B案 C案 D案 E案
散水機器類及び取付工 45万円 120万円 180万円 445万円 381万円
ポンプ設備工 0万円 330万円 330万円 230万円 230万円
散水施設配管工 0万円 190万円 470万円 470万円 470万円
散水施設電気設備工 0万円 73万円 73万円 780万円 780万円
受水槽工 0万円 230万円 230万円 230万円 230万円
概算金額 45万円 943万円 1,283万円 2,155万円 2,091万円

以下は、案ごとのイメージです。

A案「移動散水車式(手動)」

移動散水車式(手動)

B案「移動散水車式(手動)」

移動散水車式(手動)

C案「着脱式スプレーガン(手動)」

着脱式スプレーガン(手動)

D案「立上式スプレーガン/ベンチ式」

立上式スプレーガン/ベンチ式

E案「埋設式ポップアップ(自動)」

埋設式ポップアップ(自動)

初期費用として、着脱式の場合、施工費は1,500万円程度です。

着脱式の散水スプリンクラー

埋設式ポップアップスプリンクラーの施工費は2,000万円ほど。

埋設式ポップアップスプリンクラー

移動式は800万円くらいが標準的な金額です。

移動式スプリンクラー

これはかなり大雑把な金額なので、実際は見積りをして積算する流れになります。

散水設備により幅はありますが、一度設置してしまうと10年以上はほとんどいじることがないため、慎重に選んでください。

弊社の土・芝生面の校庭グラウンド散水システムページに、各散水設備の特徴をまとめていますのでご参考ください。

予算が予め決まっている場合は、先に予算を伝えた方が、予算内で最高のパフォーマンスを発揮する散水設備を選ぶことができます。

散水設備の設置についてご相談ください

弊社は、散水一筋59年の散水用スプリンクラー専門の会社です。

現場に合った散水機器を選定し、見積・販売しています。お気軽にご相談ください。

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