スプリンクラーが回転しないときにするべきこと


散水機(スプリンクラーやスプレーガン)が回転しないとき、意外と簡単に誰でも直せる方法があります。
それは、弊社がご提案する「分解しないで手軽に試せる方法」です。この方法を試した結果、70%以上の確率で回転しなくなったスプリンクラーが直っています。

この記事では、スプリンクラーが回転しなくなる原因から対処方法まで説明していますのでご参考ください。

散水スプリンクラーが回転しなくなる原因

回転しなくなるときの原因は大きく分けると3つあります。

原因1 散水ノズルが詰まってしまった

散水ノズルの詰まりでやっかいなのは、ゴミ詰まりが起きていることがよく分からないことです。
ゴミが詰まっていても、今まで通り水は飛んでいることもよくあります。
水が出ないほど完全に詰まることは稀です。
このゴミが、見た目には分からない放水の水流を変えて回転しなくなるのです。

原因2 スプリンクラーの部品に砂ぼこりや汚れが付着

スプリンクラーは、ほとんど野ざらしです。
そのため、砂ぼこりやスケール(水に含まれるカルシウムなどの成分、水垢のような汚れ)が固着し、それが原因で回転しなくなることがあります。

原因3 水圧が低すぎる

ポンプを使用していればポンプで何か起きている可能性があります。
水道を使用していたら、水を他の用途で使用していて、それにより水量、水圧が落ちている可能性があります。
または、もともと作動ぎりぎりの水量、水圧しかないケースだと、上記の原因と相まって作動しないということもあります。

お客様からの反応で「水圧はあります」と言われることが多いですが、ここで大切なのは「水量と水圧」の両方が必要なことです。
一見同じに思うかもしれませんが、水を絞ったときに水圧が高くても、充分な水量が供給されなければ放水の勢いがありません。
順調に作動していたときと比べて、放水量が落ちていないかが大事です。

スプリンクラーが回転しなくなったときの対処方法

ポップアップスプリンクラーとスプレーガンの対処方法を紹介します。

ポップアップスプリンクラーの散水ノズルに詰まったゴミを取る方法

ノズルに詰まったゴミは下記の手順で取れます。

  1. 直径3mm程度、長さ5cm以上の棒を用意
  2. 放水して蓋が上がったら下がらないように手で上げておく
  3. 用意した棒でノズルに中の異物を押し込む
    棒をノズルの中に押し込む
  4. 10回以上、角度を変えて棒を押し込む
    角度を変えて棒を押し込む

ポップアップスクリンクラーを分解して直す方法

以下の記事の「故障する前に取り外して洗浄」をご参考ください。
散水スプリンクラーが故障した?使えなくなる3つの症状と対応方法

スプレーガンを分解しないで洗浄する方法

異物の詰まりにより回転しない可能性があります。
注油洗浄して異物を取り出ししましょう。

スプレーガンを分解して直す方法

手順を以下のPDFにまとめましたのでご覧ください。
「分解」→「洗浄」→「組立」→「調整」の順に対応します。

散水スプリンクラーについてご相談ください

弊社は、散水一筋59年の散水用スプリンクラー専門の会社です。
現場に合った散水機器を選定し、見積・販売しています。お気軽にご相談ください。

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